2016年11月10日木曜日

自律神経と意志(意思)

身体が思うように動かせるのってそれだけで幸せ。
絶不調な時は、休み休み、騙し騙し動いたりしていた。
途中でエネルギーが切れて、思うように動けなかった。頭も働かなかった。

でも最近、若い時に比べて体力はなくなってしまったけれど、持続的に動けるようになって来た。

絶不調の原因は、今になって思えば、なんだかんだ言っても蓄積されたストレスが根底にあると思う。

更年期障害、婦人科系疾患、低血糖症自律神経失調症抑うつ状態…いろいろドクターショッピングもした。

全てに何か関係しているものがある。それは、すべてがホルモンに関係している。
ホルモンは自律神経に支配されている。過剰なストレスは自律神経を混乱させる。

絶不調になる前、自分はもっと頑張れるはず、ストレスの免疫を付けるんだ、自分をもっと強くするんだ、なるべく我慢するんだ、好きになろうと努力するんだ…と自分自身をストイックに追い込んでいる自分がいた。

でも、自律神経は自分の意志(意思)に追いついて来なかった。自律神経は私の意志(意思)にそっぽを向いた。自律神経にそっぽを向かれた。

そして私は知った。自律神経にそっぽを向かれた私は、自分自身なのに自分自身をコントロールできないことに。意志(意思)だけではどうにもならない事に。

自律神経は自分自身の中にあるけれど、自分自身の一部なのに自分自身ではないような所。でも、それが本当の自分自身なのかもしれない。

自分自身が自分自身にそっぽを向かれる。自分の意志(意思)ではどうすることもできずに苦しかった。辛かった。

でも、その経験は私にいろんな事を教えてくれた。人間は理性的に生きなければいけな一方で動物としての本能の声にも耳を傾けなければいけない事、理性と本能のバランスをうまく取りながら生きて行かなければならない事、子どもに身をもって教えて上げられる体験であった事。

疲れたら休む、お腹が空いたら食べる、眠かったら寝る、好きなモノは好き、嫌いなモノは嫌い、イヤなモノはイヤ、笑いたい時に笑う…

そんな心身の反応に背いてばかりいると、自分自身が自分自身にそっぽを向かれるのです。

もうごめんです。

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