2017年5月17日水曜日

血糖値とパフォーマンス

私は過去に、血糖値の調整が上手くできない反応性低血糖症という診断を受けたことがあります。

体調が思わしくなかったので、7、8年前に朝ごはん抜きで(夜ごはんを抜いたかは忘れた)病院に午前の10時頃に入り、75gのブドウ糖液を飲み、椅子に座った安静状態で30分ごとに血糖値を測って行くというブドウ糖負荷検査を行いました。
本来これは、糖尿病か否かの検査の為に行う検査なのですが、低血糖症か否かにこの検査を行ってくれる病院があったので検査を受けることにしました。当時はこの症状を理解し認知してくれている医者はわずかだったと思います(私の見解です)。

健常者は大概、約3時間で食事前の血糖値に戻るので、3時間経ったところで検査を終了する予定だったのですが、先生があと1時間延長しましょうということで行った結果、4時間後に血糖値58という結果が出てしまいました。(通常は70~100程度)3時間で切り上げていたら異常なしという結果になっていて、今も原因不明で苦しんでいたと思います。

私の場合、血糖値を下げるために(体内にグルコースをグリコーゲンとしてを貯めておくために)出るインスリンが、もうこれ以上出なくていいのに出続けてしまっていると血糖値とインスリンの分泌量の変化を表すグラフを見ながら先生が教えて下さいました。
この時、先生がおっしゃった言葉は「食事の後、3時間くらいたったら捕食をして下さいね。太らない程度に(笑)。」でした。(最初の方は低血糖が怖くて糖分を取り過ぎて...)

今は、以前の元気だった頃の私にだいぶ近づいて来ましたが(マイナス年齢ですが)、その頃の絶不調の私は、体が動かない(すぐエネルギー切れになる)、頭が働かない、ミスが増えた、冷汗がで出るなどの症状のせいで自信喪失に陥っていて、血糖値、インスリン、低血糖膵臓、ばかり検索していました。
また、自分で血糖値測定器&針&センサーを買い、この症状の時は上がっているのか下がっているのかと何かに取り憑かれたように測っていました。自分で自分のコトを実験していました(笑)。
(糖尿病の患者さんには健康保険で貸出してくれるのですが、低血糖症の人には貸出しはしていないのです。)
※詳しくはこの記事に書いてあります。

 今ではだいぶ体調も改善してきましたが、先日 以下の記事を目にしました。

 グーグルの社員と私の仕事内容(頭脳面)は比べものにはならないのですが、
上記の記事から特に気になった個所を抜粋すると(青い字のところ)

血糖値がキーとなる

「体力」は、向上させるイメージがつきやすいので置いておくとして、「根性」をどう高めるのか?という問いに対して、面白い話がありました。
キーワードは血糖値です。
NASAでも研究されているらしいのですが、「血糖値が一定であれば、きちんと脳が働く」と分かっているそうです。
血糖値が下がると、集中力が落ちたり、クリエイティビティも落ちたり、他人への共感力も落ちるので、血糖値をコントロールしようとNASAは考え、研究をしているみたいです。

血糖値のコントロールのためには

血糖値のコントロールには「食事のタイミング」が大事です。間食も含め、3〜4時間に一回は何か食べた方が良いそうです。
エナジードリンクや、甘いものを食べて血糖値を上げる方法などは、一時的にドカンと血糖値があがり30分は働けるけど、その後の3時間脳が停滞しちゃうので良くないと言っていました。
ということが書かれていました。

そうなんです。食事量が多くても少なくても3~4時間後には、元の血糖血に戻ってしまうのです。下がった血糖値は、上げるためのホルモンが出て上げてくれることは上げてくれるのですが、そのシーソーが上手くいかないと、一時的に低血糖の状態になってしまうことがあるのです。

私の場合、絶不調の時に比べてだいぶ改善されてきましたが、それでもシ―ソーが上手く行かないことがあるので、動き過ぎてしまったり、食事から3時間程度経っていて、低血糖っぽい感じの時は、糖分を取るようにしています。そうすることで仕事、私生活の質が良くなりました。(仕事量によって多少変わってくると思いますが、気を付けなければならないのは頻回食でも一日の食事≒カロリーの取るべき摂取量をなるべく上回らないようにすることです。そうしないと肥満になってしまいます。)

大工さんなどを見ていると、今に始まったことではなく昔からの習慣で、必ず10時頃に休憩(捕食)、12時頃にお昼ごはん、15時頃に休憩(捕食)を取っていますよね。体力を使うということもあるのかも知れませんが、仕事の能率、効率を上げる為に体の仕組みを知っていてそのようにしているのではないのかなぁ~なんてこの記事を書きながら思いました。

今の職場の方で、「まだご飯行っていない」「休憩行っていない」とアピールしてくる人がいます。ひと昔前まではそれが仕事が出来る人、仕事熱心な人(本当に出来るか、熱心かは別)と他人には見られていて、高評価も貰えていたかも知れません。
でも、今では自分のマネージメントが出来ていない人、勝手に休憩に行かない人と捉えられるだけです。

エネルギーに関係するものは血糖値だけではありませんが、自分の身体(心身)の仕組み、癖、特長、弱点などを捉えておくとパフォーマンスの向上に繋がるような気がします。

※あくまでも、この記事は私の経験に基づき書いたものです。何か他の病気を持っていたり、体質によっては害になる場合もあると思いますので、お試しになる方は自己責任でお願いいたします。

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