2016年10月8日土曜日

例えばの人生

例えば、大好きだった趣味中心の人生を継続し謳歌していたら、幸せだっただろうか…。
例えば、仕事の出世にこだわった人生を送っていたら、幸せだっただろうか…。
例えば、ブランド品を身にまとい自分を着飾ることに執着をもった人生を送っていたら、幸せだっただろうか…。
例えば…。
いままで築きあげた物事を手放さなければならない、執着を捨てなければならなくなった時、もったいなく思い、そして、私が今まで持っていた物事を持っている人が羨ましく思えた時期があった。
誰も何にも言っていないのに、誰も何にも思っていないのに、誰も私のコトなんか気にしてないのに、劣等感と自己否定の感情を抱いて勝手に自爆している自分がいた。
でも、手放してしばらくしたら、これから築き上げなければならない物、こだわらなければならないコトに自然と取り組んでいた。
それは、私という人物にふさわしい生き方だった。身の丈にあった人生を生きるということだった。
例えばの人生を送る為に、タイムスリップしたいですか?と今の自分に問いかけてみる。
「いいえ、今の自分が好きだからこの人生がいいです。」という答えが返ってきた。
今まで、もちろん楽しいコトもたくさんあった。でも、悩んで、もがいて、這いつくばってやっとここまでやってきた。
過去は振り返らないとは言わない。過去があって今の私があるから。
たまに、後ろを振り返りながら、自分の生きざまを確認しながら、これからも人真似ではない自分の道を歩いて行く。

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