2016年9月13日火曜日

切り花

今、我が家には花瓶に挿した花がない。花瓶はあるけど切り花を飾っていない。
私は、花が嫌いなわけではない。人間の癒しの為に花を切って飾るというのが苦手なのだ。苦手になってしまったのだ。
子どもが幼少の頃、ひまわりの種をまき育てた。夏も終わり、ひまわりが枯れ、見た目が汚らしくなった。
その時、切らなければならない(切った方が良い)のにどうしても切れない自分がいた。
何日も放置して、本当にカラッカラになった時、やっと切ることにした。


前からそうだったわけではない。
私が子どものころは、草むらに生えている花を摘んで指輪や首飾りをつくったりした事もある。
花屋で花を買い、家に飾ったり、友達にもプレゼントしたこともある。
でも、そのひまわりの事を境に、切り花をわざわざ飾るという事が苦手になった。
もちろん、お墓参りなどに行く時や送別会などの時は買う。
でも、自分の為に買うことはなくなった。
飾るとしても、根があるものを買って飾っている。
子どもを育てて行くうちに、自分の知らぬ間に命についての考え方が変化していたのだと思う。
他人の家に行って、切り花が飾ってあっても別にそれはそれで良いと思う。
私の思考の問題だから仕方がない。          
                             

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